企業の人材育成を支援 トーマツ イノベーション株式会社

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東洋産業様 トップインタビュー「一人ひとりの 社会人基礎力向上が『安全・安心』につながる」

東洋産業様 トップインタビュー「一人ひとりの 社会人基礎力向上が『安全・安心』につながる」|事例

東洋産業株式会社
代表取締役社長 植田 憲治 様

代表取締役社長 植田 憲治 様|東洋産業様 トップインタビュー「一人ひとりの 社会人基礎力向上が『安全・安心』につながる」|事例_3
本社
:〒101-0031 東京都千代田区東神田 1-10-6 幸保第二ビル
設立
:昭和45年
従業員数
:約130名
事業内容
:・主として電機・機械の点検、保守、修理、改造等 サービスエンジニアリング
・サービス部品販売
・東洋電機製造株式会社の産業用電気機械器具の販売
 ほか
企業サイト
:www.toyosangyou.co.jp
代表取締役社長 植田 憲治 様|東洋産業様 トップインタビュー「一人ひとりの 社会人基礎力向上が『安全・安心』につながる」|事例_3

東洋電機製造(東証1部)産業分野の一員として、 印刷機・製造ライン・水道設備用電気品及び発電機等の更新・保守・メンテナンスなどの技術サービスの提供を行っている東洋産業株式会社。今回は、同社の代表取締役社長植田憲治様に人材育成の取組みについてお話を伺いました。

我々の事業の根幹を支える『安全』の実現のために

ライン制御システム
ライン制御システム

我々はBtoBを主としているため、顧客の多くは企業が大部分を占めますが、エンドユーザーを意識して事業を行う必要があります。

当社の取り扱う発電機や水道設備、製造ラインの制御装置などは、市場から「正常に動いて当たり前」という評価を受けます。万一、我々が行うメンテナンスに見誤りや不備があった場合には、それらの製品が正常に作動しなくなります。その結果、社会インフラに影響を与えるだけでなく、エンドユーザーにご迷惑をおかけする可能性があります。お客さまに安心感を持ってメンテナンスをお任せいただくのはもちろんのこと、常に『安全』な仕事を行うことが我々の義務です。そのために積極的に人材育成に取り組んでいるのです。

お客様との信頼関係構築につながる『基礎スキル』の向上

社員には、高度な専門知識の習得をするために現場でのOJTや資格取得を促しています。資格取得では第一種電気工事士や1級施工管理技士(電気工事、管工事)、1級建設業経理士の取得など、専門知識の向上に取り組んでくれています。

また、お客さまと接する際に重要視していることは信頼関係です。信頼関係を築く際のベースは会話です。我々の窓口となるお客さまは、高度な専門知識を持っている方もいれば、そこまで詳しくない方もいらっしゃいます。相手の知識量や経験に応じて、商品知識、一般的な経済情勢、最近の流行などを交えた会話を構成できることが必要とされるのです。そのためには、保守・メンテナンスに関する専門知識だけではなく、お客様との会話を構成するために必要な基礎スキルをつけていくことが重要だと考えています。

従来より新入社員研修や入社3年目、5年目研修、管理職研修など親会社の教育システムはありましたが、当社では、より基礎的な力を養成するために、Biz CAMPUS Basicを導入しました。これにより、全方位的な教育体系ができたと考えています。

東洋産業の教育体系

教育への理解浸透、次から次に表面化する課題

当初は、教育体系があってもなかなか全社員に浸透しませんでした。いや本当...浸透しなかった(笑)管理部長が各部門長に対して、育成の重要性や現場調整を積極的に行ってくれていたのを覚えています。徐々に教育が浸透してくると、次の課題が表面化しました。

今まで会社として、どのようなスキルがどの程度必要とされるのかを見える化できていませんでした。そのため、育成対象者もその上長も、求められるスキルに対して何が足りていないのかを把握できず、育成ノウハウなどの共有ができずにいたのです。

上記は、表面化した課題の一例ですが、次から次に表面化する様々な課題から、事業の根幹となる「安全の確保」と「信頼関係」に紐づいた教育体系の構築が重要だと気づいたのです。

評価だけでなく育成ができる仕組みの構築

経済産業省『社会人基礎力』より引用

これらを紐づける手段の一つとして、“スキル評価シート”を作成しました。スキル評価シートを軸にして、社員の能力を可視化することで、徐々にではありますが、ナレッジマネジメントができてき ていると感じています。

前提として、自社のスキル評価シートは、評価だけではなく育成に重きを置いています。前述したとおり、我々が守るべきものは『安全』であり、そのためには専門力だけではなく、基礎的なスキルを高めていく必要があります。それを具体的な形にするために、管理部長と話をする中で、経済産業省が提唱している"社会人基礎力"に注目しました。社会人基礎力はご存知の通り、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」の3領域、12項目に細分化されています。

スキル評価シートを確認しながら面談
スキル評価シートを確認しながら面談

これらを管理部長が約半年かけて、自社の行動基準にあうように評価項目として設定しました。具体的には、12項目に対して、育成対象者本人が自己評価をします。上長と最終評価者が点数化した後に、上長との面談でどのスキルを優先的に伸ばしていくかを共有していきます。実行期間や具体的な達成基準、行動基準を決めることで、やるべきことを明文化していきます。全社的な運用はまさにこれからではありますが、社員のスキル保有状況をこのシートで可視化することで、自社のストロングポイントやウィークポイントの把握、将来のジョブローテーション時に適切な判断ができるようになると考えています。

人材育成は本当に奥が深く、1つ解決しても、また1つ悩みが出てきますね。

社員全員がお客様に信頼される人材へ

社員には、東洋産業の一員として誇りを持ってもらいたいですね。社会人経験を積み重ねるにつれて、経験値は当然積まれていきますが、それだけでは不完全です。経験に知識がプラスされて、初めて知恵が生まれます。その知恵を育んでもらうことで、東洋産業としての安全が確保され、社員全員が、お客さまから信頼される人材になると考えています。

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