「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!|イベントレポート|人材育成・教育研修

「若手育成」と「女性活躍推進」それぞれのポイントとは

2018.09.07 |NEW!

7月30日、御茶ノ水ソラシティにて「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催しました。当イベントは、日頃お付き合いいただいている企業の人事・人材育成ご担当者様向けに、人材育成をより加速させるお手伝いをするために開催している無料の勉強会です。会場の様子とともに、講演内容をご紹介します。

大阪で「第三回人材育成イノベーションフォーラム」を開催!|イベントレポート_3

人材育成において課題が多い「若手育成」
今旬のトピックでもある「女性活躍推進」

人材育成において課題が多い「若手育成」 今旬のトピックでもある「女性活躍推進」|「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!_4

本イベントは120名以上の皆さまにご参加いただき、「今後社内で取り組むべきことが明確になった」「意見交換のワークショップの中で、新しい視点を得られた」「たくさんの気づきがあり、ぜひほかの社員にも勧めたい」といった嬉しいお声をいただいております。

講演は2部構成になっており、「若手育成」と「女性活躍推進」のそれぞれのテーマについて語られました。以下に各テーマ内容と担当講師をご紹介します。

【第一部】20代・若手リーダー育成の要諦―大きく差がつくゴールデンエイジで行うべきこととは―/根本博之|「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!_5
【第一部】
20代・若手リーダー育成の要諦
―大きく差がつくゴールデンエイジで行うべきこととは―

活躍し続けるリーダーを育てるためには、リーダー昇進前の「ゴールデンエイジ」の時期が重要です。人材育成支援実績13,000社以上の当社が導き出した、ゴールデンエイジからリーダー昇進までに取り組むべき人材育成のポイントをご紹介します。 -----
根本博之
トーマツ イノベーション株式会社 人材戦略コンサルティング第二事業部 マネジャー

ベンチャー企業からグローバル企業まで、約500社の人材育成を支援。主にIT、メーカー、商社、サービス業に対して研修・コンサルティングを行う。
【第二部】女性活躍は管理職で決まる―女性が活躍し成果を上げる組織づくりの方法とは―/川合真美|「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!_6
【第二部】
女性活躍は管理職で決まる
―女性が活躍し成果を上げる組織づくりの方法とは―

「遵法のためだけに女性活躍を推進する」これだけでは宝の持ち腐れです。「女性が活躍している企業は業績が良く、採用も好転している。投資家にも人気」という事実をもとに、人材育成の視点で女性活躍推進を読み解きます。 -----
川合真美
トーマツ イノベーション株式会社 人材戦略コンサルティング第一事業部 事業部長

研修講師やファシリテーターとして数多くの人材育成支援の実績を持つ。現在は2児を育てながら、年間100社以上の人材育成に携わり、また自社では100 名の部門責任者として事業運営に携わる。

【第一部】
若手リーダー育成のカギ
いつだれが若手を育成するべきか?

【第一部】若手リーダー育成のカギ いつだれが若手を育成するべきか?|「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!_7

第一部では、活躍する人材にするためには若手育成が重要であることが語られました。 講師を務める根本は「若手社員が明るい未来をつかみ取れるかどうかは、私たちにかかっている」をモットーにしており、熱い思いで若手育成に取り組んでいます。

まず根本は、理想の若手リーダー像について、隣同士で話し合ってもらうワークショップを行いました。会場内では活発な意見交換が行われ、様々な理想の若手リーダー像が挙げられました。根本は、活躍し続けるリーダーにはいくつかの共通する要素があるものの、中でも重要になるのが「性格スキル」の「誠実性」であると語ります。ビジネスマナーやテクニカルスキルに目が行きがちな中で、コアとなるマインド面の重要性を示されたことに、多くの驚きの声が見受けられました。

続けて根本は、これらを身に付ける適切な時期が存在すると言い、それがテーマタイトルにもある「ゴールデンエイジ」と呼ばれる期間だと言います。ゴールデンエイジとは、スポーツの世界で運動神経が伸びる成長期として小学生高学年頃のことを言いますが、当社では学生期から社会人3年目までの若手のことを「社会人のゴールデンエイジ」と定めております。この期間に社会人の基礎スキルをしっかりと身に付け、習慣化させることが、その後の社会人生活において活躍できる人材となるかのカギを握っています。では、ゴールデンエイジで行うべき具体的な取り組みは何なのでしょうか。若手社員のその後の成長に大きく差が出る育成プログラムの詳細は、以下よりダウンロードしていただけます。



加えて根本は「若手の育成は、世代間ギャップを感じない7歳差もしくは5歳差以内の若手がやるべきである」と話します。若手・新入社員との世代間ギャップを感じる声は多く、これには大きく頷く様子が見られました。

最後に根本は「若手リーダーが育つことで、上司の力になり、それが組織全体を高める大きな力になる。逆を言えば、若手リーダーが育たなければ組織全体も育たない」と若手育成の重要性を強調し、講演を締めくくりました。

【第二部】
女性が活躍できる職場づくり
調査結果のリアルな現状と、そこから見えた課題とは?

第二部の講師を務める川合は、ワーキングマザーでもあり女性管理職でもあります。そんな川合だからこその目線で、女性活躍推進はワーキングマザー、ワーキングウーマン、部下に女性を持つ男性社員といった誰もが関係する話であること、そして女性のためだけでも男性のためだけでもないことを話しました。

男女共同参画白書などの内閣府が発表しているデータの他、当社が中原淳教授とともに、7,402名に対して行った「働く男女のキャリア調査」のデータを踏まえ、働く女性のリアルな現状を伝えていきました。働く女性は年々増加しており今やマイノリティではないこと、できるだけ長く働き続けたいと思う割合は男性よりも高いこと、女性は働く上で特に「やりがい」を重視していることなどを示しました。また、リーダーになったときに実際につまずきやすいのは女性よりも男性が多いといった調査結果には、驚きの声と同時に納得の声が上がりました。

働き続けたいと思う女性は多くいる一方で、出産や育児、介護などによって働き続けられない女性も多く、ライフイベントを乗り越えられる環境が必要であると言います。そして川合は、職場の環境を整備できるのは誰か、と会場に問いかけをしました。その問いかけの答えが、組織づくりを担う管理職や上司であることは、会場の誰もが気づいている様子でした。
また、職場全体の環境を整備するだけでなく、個人の力を高めることも必要であると伝えました。「職場力」と「個人力」、それぞれを高めるための具体的な取り組みの手法については、以下よりダウンロードしていただけます。



講演の終盤では、女性を取り巻く職場環境を再現したビデオでワークショップを行いました。「男性と女性の双方の意見を聞ける場となり、新しい視点や自分の認識の違いを発見できた」といったお声も聞かれるなど、会場は大いに盛り上がりました。

最後に川合は、「女性が働きやすい環境にする」「助け合いのできる職場にする」ということは、決して女性やワーキングマザーのためだけでなく、誰もが働きやすくするといった「企業のゴーイングコンサーンのための取り組みである」と語りました。
また「今の仕事にやりがいと誇りを感じており、管理職になって本当に良かったと思う」と次世代の女性管理職へのエールを熱い思いで語り、講演は幕を閉じました。

【第二部】女性が活躍できる職場づくり 調査結果のリアルな現状と、そこから見えた課題とは?|「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!_8

閉会の挨拶

閉会の挨拶|「HRD Learning Day 2018 Summer」を開催!_9

当社の代表を務める眞崎は、第一部と第二部の講演のそれぞれのポイントを語りました。
第一部の若手育成の講演については以下の3つのポイントを挙げました。
(1) 思ったよりも早くやる
(2) 思った以上に手厚くやる
(3) 若手の育成は若手がやる
特に3つ目のポイントについては、若手を取り巻く環境は刻一刻と変化しているため、教える人と教えられる人の年齢差は「3歳差」までがベストではないかと言います。

第二部の女性活躍推進の講演については「職場の女性活躍推進をするよりも、職場を女性の視点で見直すと良いのではないか」と語りました。女性のみにフォーカスするのではなく、女性の視点をきっかけにして、様々なマイノリティの人々が働きやすい職場環境づくりをする一助になれば、と言います。

最後に眞崎は「何か一つでも皆さまの人材育成のヒントとして持ち帰ってもらいたい。そのために、ぜひ今日の内容を振り返っていただきたい」と語り、本イベントは終了しました。


今回の講演の、より詳細な内容や解決策をまとめたレポートをUPしました。こちらからダウンロードしていただけます。



なお、今回のイベントの第二部で講演した「女性活躍推進」に関しては、当社と立教大学の中原淳教授との共同研究プロジェクトによる調査結果をまとめた本を、8月2日に出版しました。
詳細はこちらから

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